家具工房マコトントコ

青山 慎(まこと)さん

滑川市出身。25歳まで実家の材木屋で働く中、「木を活かしたものづくり」への興味が芽生え、職業訓練校で木工芸の基礎を学ぶ。岐阜県高山市の大手家具店の下請け工場で4年間、神奈川県のテーブル工房で6年間勤め、イス・テーブル制作の技術を高めた。39歳。

木の個性を活かして愛される家具を制作

「無垢(むく)の木」でオーダーメード家具を作る。曲線や節をアクセントにしたデザインなど、木の個性や風合いを活かした遊び心のある仕上がりが特徴。1つとして同じものがないため、気に入った家具に出会えるように、要望を聴いて提案していく。

前職で同僚だった妻との結婚を機に、平成26年に滑川市へUターン。「生まれ育った土地で仕事がしたい」と、実家の倉庫のあった場所で家具工房を開いた。友達の家のように気軽に来てもらえるよう覚えやすい店名にし、材料の仕入れ、設計、制作、納品までをすべて夫婦で行っている。

木の競り市での材料選びには、半日から丸1日かける。「無垢の木は、嘘・本当などの裏表がなく、正直。柄(木目模様)や色、触った時の質感、音、収縮率などすべてが1つ1つ異なります。」食器棚には昔の「水屋箪笥(みずやだんす)」のように構造を框組(かまちぐみ)にして板をはめこむ、テーブルの裏には「吸い付き桟(ざん)」を施すなど、伝統的な技法で木の反りを予測して逃しをつけ、購入後に長く使えるよう配慮して制作している。「木は繊維質で計算通りにはいかないもの。端正で美人な木もあればクセものの木もありますが、その個性を活かしてベストなものを作ります。人が見て、いいなと思うのはほんの少しのこだわりの部分。生活とともに使いこんで愛着がわき、数年後、数十年後にも『やっぱりこのテーブル好きだな』と思ってもらえたら嬉しいです」と話す。

「現役で長くやりたいため、無理せず、身の丈に合った範囲でやるのが大切。今は今日のことを全うするよう、着実に取り組んでいます。」

マコトントコ
滑川市上島29
TEL&FAX:076-464-6388
http://www.makotontoko.com/
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