飯坂印刷

飯坂 巧さん

東京写真大学(現東京工芸大学)工学部印刷工学科卒。卒業後は在学中からアルバイトしていた写真製版会社に就職。カラー印刷が珍しい時代の先駆けとして、ブリキ缶や将棋盤などの印刷用の版を作る作業工程で4色分解を担当。23歳の時に父の病気のため滑川に戻り、家業を継いだ4代目。61歳。

創業109年、技術と変化の歴史

売薬をしていた曾祖父が、滑川市大町で明治40年に活版所を創業した。その後、四間町(しけんちょう)に「飯坂活版所」として移転。
中学生の時、父が製薬会社の跡地を買い、現在の場所で稼働を始めた。家業を継いでからは写真製版から営業まで全てをこなし、薬の効能書きやパッケージなども印刷。

特に若い時は何でも挑戦し、日本やアメリカ、ドイツで開催された製版機械と印刷物の展示会に足を運び、新しい技術を取り入れてきた。現在は総合印刷としてチラシやポスター、パンフレット、賞状、伝票、封筒、名刺、年賀状など印刷全般を請け負っている。

「お客さんに満足してもらうには、要望と納期を守るのは絶対。その上で、安くて良い製品を出すことが使命」という姿勢で、顧客である地元の小売業者からの信頼を深めていった。

印刷の技術は日進月歩のため、機械の入れ替わりも早く、この10年で印刷業は半数に減少。そんな中、「写真が主流になる」「版の不要なオンデマンド印刷を取り入れる」など時代の流れを読み、その波に乗ることで生き残ってきた。

「印刷関係は人によって感覚が違い、答えは1つじゃありません。昔は田舎と東京の仕事のギャップをすごく感じましたが、今はネット社会なのでほとんど違いはない。ただ、みなさんネットとパソコンが上手になられて仕事が減っているのと、原価高騰のあおりを受け、厳しい部分もあります。それでも時代の流れに乗った方が安くて良いものを提供できるため、昔から培った技術を活かしてお客さんの需要に沿うものを提供するよう頑張っています。大量注文やオンデマンド印刷にも対応できます。」

飯坂印刷
滑川市四間町1534
TEL:076-475-0244
FAX: 076-475-9610