クリーン・コミッティ

下野 博人さん

滑川高校卒業後、掃除好きが高じて富山市の清掃会社に就職。5年後に23歳で独立・起業した。5年前、漁師である叔父からの誘いでホタルイカ漁師の仕事を始め、3月1日の解禁から6月下旬までのシーズンは毎日「二足のわらじ」生活を送っている。38歳。

滑川式二足のわらじLIFE

「子どもの頃から掃除が大好きで、汚れている現場ほどテンションが上がる」と笑う下野さん。清掃業は、好きなことが仕事になった天職のようなもの。アパートの引っ越し後の掃除で、クロスを新品のように真っ白にし、貼り替え不要にできるほどの技術を持つ。「綺麗にしないと気が済まないので、1日で終わるところを3日かけて徹底的にするなど、赤字のこともあります。」その仕事ぶりが信頼され、業者からの指名が途切れない。話しぶりから、仕事が楽しくて仕方がない様子が伝わってくる。
下野さんが19歳の頃、カニ船の漁師だった父が船のドラムロールに巻き込まれて大けがを負ったのを見て、危険の多い漁師の仕事に就く気にはなれなかった。その意識が変わったのは5年前。漁師の叔父から誘われ、アルバイトのつもりで参加したホタルイカ漁が転機になった。海面の光を見て感動し、一瞬でホタルイカに魅了された。今でも漁に出ると毎日「すげー綺麗!」と一人で感動するほどだ。怒声も飛び交う厳しい世界のため、打たれ強くないと続けられない。下野さんはロープの結び方などを何千回も必死に練習し、少しずつ周りから認められてきた。
「観光船が出る時はお客さんに見られているから面白い。張り切って漁をしています。2つの仕事が重なる時期は休みがないものの、逆に体が動きます。寝たら辛いこともすぐ忘れますね」と下野さんは話す。
これから何かに挑戦する人に対しては、「ためらうな。迷ったら止まってしまう。ちょっとやってみようかなと思ったらやればいい」と実感のこもったアドバイスをくれた。

クリーン・コミッティ
滑川市追分3063
TEL:090-8268-1197