伊東写真館

伊東 眞里子さん

いとうまりこ/滑川高校、東京工芸大学短期大学部写真学科卒業。県内初の女性カメラマンを祖母に持ち、小学1年生の頃から写真現像や集金の手伝い。高校時代は結婚式の撮影助手をするなど、写真歴は40年に及ぶ。20歳で実家に戻って家業を手伝い、23歳で結婚。婿に入ったご主人と二人三脚で写真館を切り盛りしてきた。

人生を写し出す写真のチカラ

地元密着で、結婚式から子どもの写真撮影、成人式、スクールアルバム、宿泊学習の同行撮影などをこなす。「1人でもセッティングやライト、撮影までこなします。神社の浦安の舞の撮影時は、着付けと化粧も担当しています。」撮影を通して人の成長や人生をそばで見続け、トータルで関わることができるのがやりがいだ。
近年人気なのが「明るい遺影」。昔は葬儀社からの依頼で集合写真から顔を切り抜き、合成や修正を行っていたが、今はその人らしさを大切にするため好きな服を着て笑顔で撮影する人が多い。元気なときにいい顔を残しておきたいと、夫婦で撮影に訪れる人も。眞里子さんのご主人がお客さんと会話し、シャッターを眞里子さんが切るとみんなが笑顔になる。
眞里子さんの原点は、祖母にある。大正15年に創業した祖父を支えていた祖母だが、昭和11年、祖父が高月の「寄り回り波」の撮影後に体調を崩し、33歳の若さで他界したことで人生が大きく変わる。開業からわずか10年、当時27歳の祖母は2人の娘を育てるため、残った機材を活かして県内初の女性カメラマンになった。眞里子さんはそんな祖母の姿を見て育ち、中学時代に家業を継ぐことを決意。短大卒業後に実家に戻り、祖母と母と女性3代で仕事をしながら腕を磨いた。ご主人と結婚後は代替わりし、表に出てお客さんと接することが多くなった。
「コミュニケーションは本当に大事。プロに撮ってもらいたいと思って来られるお客さんと会話することで、いい表情を引き出してあげたいといつも考えています。」お客さんの喜ぶ顔が直接見られる仕事に誇りを持ち、楽しむ姿勢が伝わってくる。

伊東写真館
滑川市吾妻町384-1
TEL:076-475-0312