割烹あらき

荒木 清文さん

あらききよふみ/滑川中学校、富山商業高校卒。10歳の時に東京から滑川へ。高校卒業後は富山市の高志会館や海老亭、東京、神奈川の和食料理店で京都の懐石料理の修業をしてきた。平成4年12月3日に25歳で創業した。

本鬼(ほんき)の仕事で口福(こうふく)を届ける

「食は人なり。食べたものが体を作る。旬の食材は季節の体の状態に応じた作用があり、理にかなっているんですよ」と語る荒木さん。
滑川で水揚げされた魚を中心に、旬の食材を使った和食料理をコースで提供する。食材が本来持つ美味しさを引き立たせるため、調味料も吟味し、刺身用醤油やぽん酢を自家調合。1つの食材でも生、煮る、焼く、揚げる、蒸す、しめる、いぶす、発酵させる、さらにそこからアレンジする、形を変えるなど何十通りもの方法で調理することができ、毎回異なるメニューでお客さんを楽しませている。
自分の城を築いて思い通りにやろうと、滑川で店をオープンした。営業は夜に絞り、昼は完全予約制。杉板に手書きされたメニューが、今1番美味しいものだけを食べさせたいという気概を感じさせる。「基本的に人と同じことはやりたくない」我が道を行くタイプだからこそ、県外からもわざわざ足を運ぶお客さんが多い。「食べたお客さんには美味しかったって思われるだけでいい。富山のものを発信しないと富山でやっている意味がない。」地元の食材を、良い調味料と加工方法でどう活かすかを常に考えている。
荒木さんの料理を家でも食べたいというお客さんからの要望を受け、手作りのホタルイカ沖漬けなどを全国へ販売している。「商売は自分との闘い。全てが自分に返ってきます。やめることは簡単だけど、先を見て継続することが難しい。自分で本当にやりたいことをできるのは、努力する1%の人だと思います。」店内には鬼が描かれた徳利やお銚子が多い。「やるからには本鬼」がモットーだ。

割烹あらき
滑川市上小泉1841
TEL:076-476-0101
https://www.kappouaraki.com/