有限会社戸田製作所

戸田 昭彦さん

とだあきひこ|40歳。市内の石材店で修業時、石工技能五輪で全国6位になり、自身の手先の器用さに気付いた。戸田製作所に20歳で入社し、加工技術と知識を蓄積。29歳で県の起業未来塾2期生として経営学などを学んだ後、30歳で滑川青年会議所に入り人脈を広げてきた。36歳で社長に就任した。趣味は車、スキー、釣り。

ワクワクが生み出すものづくりの形

金属プレス加工で、観光バスの肘当てやシートベルトの一部といった自動車部品から、大手コンビニエンスストアの棚補強材、電柱の変圧器部品、ハサミの小さな部品まで、約200種類もの製品を製造。多品種少量生産に対応している。
 通常、金属はプレス加工をすると「バリ」と呼ばれる不要な突起ができることが多く、手作業で仕上げるため、時間と労力がかかる。ところが戸田製作所には「バリを1秒で消す技術」があり、子どもも利用する観光バスの部品では特に重宝されている。
2代目の昭彦さんは、「父と一緒にトライアルアンドエラーを繰り返し、自慢できる製品を一貫生産しています」と話す。社長に就任した翌年、溶接ロボットを導入。それまで外注していた作業を内製化したほか、平成28年にはベトナム人の雇用を始めた。 昭彦さんは元々、ものづくりが好きで多趣味。「自分で改造した車で、県外のレースに出場することもありますよ。」そう話す笑顔からは、何事も心底楽しんでいる様子が伝わってくる。
多趣味なのは地域でバンドを結成し、活動している父の昭一さん譲り。昭一さんは昭和49年、妻の祐子さんと2人で自宅の車庫に2台の機械を置き、変圧器や車の乗り心地を良くする部品の下請け製造をスタート。丁寧な仕事ぶりで取引先からの信頼を得て、昭和55年に有限会社を設立した。自動車のABSの部品製造などで業績を上げ、平成20年のリーマンショック時も他企業が休業する中、忙しい日々が続いていた。継承後は、昭彦さんがさらなる事業拡大のため挑戦し続けている。ゆくゆくは、IoTや海外との取引も視野に入れるなど、夢は広がるばかりだ。

有限会社戸田製作所
滑川市四ツ屋24-11
TEL:076-475-6280
http://www.toda-ss.com/