WOOD SPACE 山岸建具木工

山岸 伸子さん

やまぎしのぶこ|滑川高校卒。実家の父が創業した建具店を20歳で結婚してから手伝い始めた。子どもが幼い頃、ハンドメイドに目覚め、約30年前からは仲間と手作りマーケット「country blue」を開催。毎年秋に旧宮崎酒造で開き、大勢の人が県内外から訪れる人気イベントとなっている。

暮らしを彩る建具の可能性

昔ながらの建具作りの技術と、女性目線でのかわいらしさを融合した家具や建具が特徴。カップボード、学習机など、個性と存在感の感じられる木製品をオーダーメードしている。サイズと使いやすさを重視するが、お客さんの手持ちの品やアンティークガラスなど古いものをリメイクして一部に取り入れることもできる。
ホームページに掲載された写真を見て県外から依頼する人や、気に入って家中の家具と建具を発注する人も多い。「昔ながらの建具を夫が、家具を息子が担当し、ホームページは娘が作成しました。子ども世代のお客さんと話すのがすごく楽しいです。つい親のような目線で、必要だと思われるところは提案します。」伸子さんがお客さんの要望を親身に聴いて家族に伝える。木材の加工から仕上げ塗装、取り付けまで全ての工程を自社で行うことでクオリティを保ち、価格を最小限に抑えることができる。
子どもが幼い頃、かわいい商品がほしいと、自分で作り始めた。そのうちに楽しくなり、自宅前のスペースに商品を広げて仲間とイベントを開催。それが手作り雑貨の販売やワークショップを行う「country blue」の原点だ。ハンドメイドのかわいらしさを備えた感性が、本業にも活かされている。
 「建具で家の雰囲気は全く異なります。『リビングの扉1枚でも自分の好きなものにしたい』と来られる方を増やしたいですね」と話す伸子さん。ドアにしても、ありふれたものではなく、収集したアンティークの取っ手を付けるといった付加価値を与えている。イベントやアンティークショップを巡り、人と接しながら感性を磨く彼女の手にかかれば、新しいものは味が出て、古いものも宝物に生まれ変わる。

WOOD SPACE 山岸建具木工
滑川市常盤町557
TEL:076-475-3424
http://woodspace.boy.jp/