TRIO

桶川 高明さん

おけがわたかあき|滑川中学校、富山中部高校卒。スペースデザインカレッジで空間デザイン全般を学ぶ。
京都や名古屋の設計事務所で経験を積み、京都で独立。平成24年、次男の誕生を機にUターン。
「N+D=! Project」を立ち上げ、「コワーキングスペースTRIO」を誕生させた。37歳。

未来のジブンをデザインする場所に

 「滑川には海も山もあり、人を呼び込む力を持つ『宝』になるものがたくさんある。それをみんなに気付いてほしい。昔の街並みや空き家、自然環境といった資源には余白が多く、やれることはいくらでもあるんです。面白いアイデアを出せば、みんながびっくりしてエネルギーになると思います。」
桶川さんは、京都からUターン後、滑川の祭りで出店が子どもの頃の半数になっていたことにショックを受けた。「何とかしないと。100年後のまだ見ぬ孫の代まで、滑川らしい賑わいを残したい」という思いで、子どもの幼稚園の保護者を中心に、共感してくれる仲間を少しずつ増やしていった。本業である設計の仕事と並行して構想を進め、半年経った平成27年11月にプロジェクトを開始。12月には市へ提案し、その後、国の地方創生加速化交付金事業としてバックアップを受けながらワークショップやデザインコンペなどの事業を進めてきた。事業に関わるメンバーは滑川市、上市町、魚津市在住の20~30代が中心だ。
 「積み重なってきたものを大切にしたい」と、海沿いの旧北国街道沿いの古民家を改修し、今年2月に「TRIO」をオープン。新たなビジネス拠点としてフリーWi-Fiや複合機を完備し、スポット的な利用や打ち合わせができるスペース、シェアオフィスを備えた建物だ。桶川さんのこれまでの経験や人脈を活かし、起業のサポートや事業者とのマッチングも行う。「TRIOは仕事に限らず、やりたいことに挑戦している人が集まってくる場所にしたい。そしてここから巣立ち、周辺の空き家を借りるなど、まちに飛び出していく人を増やしたいですね。」今を生きる私達の挑戦が、100年後の未来を作ると信じたい。

TRIO
滑川市常盤町1117-2
TEL:076-471-8215
http://trio.namerikawa-design.org/